HAUS TIMES/12月号

失敗しない家づくりの
工夫がつまったアイディア集

毎年恒例の大掃除シーズン到来!そこで、“無垢マイスター”を名乗るザハウスより、無垢材のフローリングのお手入れ方法をご紹介します。ご自宅で無垢材を使われている方はぜひ年末の大掃除のご参考に。これから建築予定の方で「無垢材を使いたい!」と考えられている方も知っておくとお役立ていただけます♪

無垢フローリングの特性

お掃除法のご紹介の前に、無垢フローリングの特性をご紹介します。無垢材には合板にはない特徴やメリット、デメリットがあるので、その特徴をおさえておきましょう。

無垢フローリングは水を吸いやすい性質があるため、毎日のお掃除では乾拭きがおすすめ。ウェットなクイックルワイパーの使用も極力、控えた方が安心です。

無垢フローリングは水を吸いやすい性質があるため、毎日のお掃除では乾拭きがおすすめ。ウェットなクイックルワイパーの使用も極力、控えた方が安心です。

モップの種類によっては、ホコリをキャッチしやすいよう、油分を含む薬剤が染み込ませている場合も。これをずっと無垢床の上に置きっぱなしにすると、油シミがついてしまうことがあります。

モップの種類によっては、ホコリをキャッチしやすいよう、油分を含む薬剤が染み込ませている場合も。これをずっと無垢床の上に置きっぱなしにすると、油シミがついてしまうことがあります。

湿気の多い日は床板が湿気を吸い込むため板同士の隙間がなくなり、掃除の手間がかかってしまうことも。逆に湿度の低い日は無垢床の板が乾燥して板と板の間の隙間が広がりがちなので、梅雨時期よりも冬場の方がお手入れに最適です。

湿気の多い日は床板が湿気を吸い込むため板同士の隙間がなくなり、掃除の手間がかかってしまうことも。逆に湿度の低い日は無垢床の板が乾燥して板と板の間の隙間が広がりがちなので、梅雨時期よりも冬場の方がお手入れに最適です。

大量の水を吸収すると水ジミの原因に。さらに水濡れに気づかずそのままの 状態が続くと、カビが生えて黒くなってしまいます。水や飲み物をこぼした ときはすぐに拭き取りましょう。

大量の水を吸収すると水ジミの原因に。さらに水濡れに気づかずそのままの 状態が続くと、カビが生えて黒くなってしまいます。水や飲み物をこぼした ときはすぐに拭き取りましょう。

無垢フローリングの
オイルメンテナンス

年末の大掃除の際におすすめなのが、オイルメンテナンス。年に1~2回、オイルを塗ってあげることで、水ジミや油ジミがしにくくなり、木目の美しさや色味がよみがえります。

だだ、ひとくちにオイルメンテナンスといっても、無垢フローリングの塗装によってメンテナンスも変わります。

無垢材の肌触りが楽しめる自然塗装。オイルを染み込ませると、木目や色味が際立つのが特徴です。年に1度オイルでメンテナンスしてあげると、艶が出て経年変化を楽しめます。

自然塗装の特徴

❶木の質感をそのまま生かせる
❷傷が目立ちにくく、凹み等の補修がしやすい
❸油膜を作らないので、傷や汚れが付きやすい
❹オイルの種類や使用状況によるが、定期的に塗り直しが必要

ウレタン塗装を施した無垢フローリングは無垢材でありながら、比較的水が染み込みづらく、汚れも落としやすいのが魅力です。

ウレタン塗装の特徴

❶光沢が良い
❷耐水性に優れているので、汚れが付きにくい
❸硬く耐摩耗性があるので塗り替えの頻度がない
❹表面に傷が付くと目立ちやすい
❺コーティグされるので表面の質感が変わる

木材に塗装を施していない無塗装のフローリングは、部屋の湿気を吸い取り、乾燥したら湿気を吐き出す、調湿効果に優れています。その反面、乾燥しすぎて反り返ったり、汚れが染み込みやすいのがデメリットです。

無塗装の特徴

❶木の色・質感をそのまま生かせる
❷傷が目立ちにくく、凹み等の補修がしやすい
❸調湿効果が一番期待できる
❹汚れが染み込みやすい
❺季節によって毛羽立ちやささくれが出る事がある

実はあまり手がかからない無垢フローリングですが、年に1~2度はこうしたメンテナンスをしてあげることで美しさがよみがえり、家に対する愛着も増してきます。この年末の大掃除を利用して、ぜひ無垢フローリングをメンテナンスしてみてください! それでは皆様、良いお年を!

私たちは、こうして“理想の暮らし”を叶えました