失敗しない家づくりの
工夫がつまったアイディア集

2025年も暑い夏が目前に迫ってきました。気象庁によると、今年の6月~8月の気温は平年より高くなることが予想され、再び猛暑になる可能性が高いようです。そんな時代だからこそ、家では安心して快適に、涼しく過ごせる場所にしたいもの。とは言え、エアコンを使うと光熱費の心配が・・・。
そこで、昨年に引き続き、これから家づくりを始める方に向けて、ザハウスが考える“暑い夏でも光熱費を気にしない家づくりのポイント”をご紹介します!もちろんリノベーションで取り入れることも可能なので、すでに家を建てられている方も必見です。
1台のエアコンで涼しい家を
つくるには
ザハウスでは高性能な断熱材などの材料や換気システムといった設備機器を採用するのはもちろん、外気の影響を受けづらい基礎断熱工法で施工したり、空気の流れを良くするためのプラン設計を考えることで高い断熱性と気密性を実現する家づくりを行っています。平屋の場合は1台のエアコンだけで夏涼しく、冬は暖かい室内環境をつくり、その結果、光熱費の削減へとつなげます。

優れた調湿性能を持つ自然素材由来のセルロースファイバー断熱材を、天井・壁にウォールスプレー®工法でしっかり充填。
原料となる木質繊維が絡み合うことでできる空気の層が高い断熱効果を発揮します。
天井は直射日光を受けやすい場所なので、30cmの厚みで充填(※自重沈下を考慮して実際には35cmの厚みで施工)。天井の熱が降りてきて室温が上昇するのを抑えます。
壁は隙間なく充填するために、柱の太さに合わせて10.5cmの厚みで施工。配管や配線まわりなど、小さな隙間も埋め尽くします。
基礎に断熱材を施工して、室内と同様に温度調節や換気を行う「基礎断熱」工法を採用。基礎を密閉するため、断熱・気密性が高まります。


家の中で熱の出入りが多いのが窓。そのため、窓を構成するサッシとガラスに断熱性能が高いものを採用して、夏涼しく冬暖かい室内をつくります。
●Low-Eペアガラス
二層のガラスに特殊な金属膜をコーティングし、ガラスの間の中空層に封入されたアルコンガスで断熱する窓ガラス。さらに、ザハウスでは窓を設置する方角によって、金属膜をガラスの外側にコーティングするタイプと内側にコーティングするタイプを使い分けて、夏でも冬でも快適な室温に近づけます。

●樹脂サッシ
樹脂は熱を伝えにくく、その伝わりにくさはアルミサッシのわずか1/1000程度。性能値は約2.6倍の断熱性能です。そのため、室内温度の安定した快適性や光熱費の削減が期待できます。


冷暖房で快適に保たれた室温を再利用しながら、空気の入れ換えが可能な全熱交換型第一種換気システム。冷房で冷やした冷気を排気から取り戻し、湿度を取り除いて給気されたるためジメジメした不快な空気も軽減します。さらに給気口と排気口の双方に機械換気をつけて計画的&効率的に換気をすることで冷暖房費の大幅削減に貢献します。



家の南北や東西など対角に風の入口と出口となる窓を設置することで、室内の熱を外部に排出しながら新しい風を取り入れやすくなり、室温が下がりやすくなります。
こちらの施工事例では、玄関の対面にあるダイニングスペースに大きな窓を設置。玄関から入る新鮮な空気が廊下を通って室内に広がったあと、ダイニングスペースの窓から抜けていきます。


例えば洗面室やファミリークローゼットの壁や建具をなくしてウォークスルーにするなど、仕切る場所を減らすことで空気の流れをつくりつつ、室温を一定に保つことができます。
こちらの施工事例では、玄関→洗面化粧台→ファミリークロークまで壁や建具を設けずに通り抜けが可能なウォークスルーに。廊下としても使えるため空間の有効活用にも役立ちます。
家づくり調査レポート!