【失敗しない家づくりのコツNo.01】 工務店次第で健康寿命が決まる!!???断熱と健康の深い関わり

医学博士が語る健康寿命と家の関わり

2017年9月14日(木)に福岡国際会議場で行われた、住まいと暮らしの総合住生活企業LIXILさん主催の「いい暮らしを考えるLIXIL GoodLivingフォーラム2017」に参加してきました。

 

省エネや住む人の健康に配慮した住製品の展示やLIXILさんの製品開発紹介などがあり、最新の情報をいただいたのですが・・・そこで衝撃だったのが、特別講演の講師として登壇された医学博士で首都大学東京の名誉教授の星丹二先生の基調講演!

 

星先生は、かねてより健康長寿に関する研究を重ね、住宅が人の健康におよぼす影響をデータ化して広く提唱されています。

 

そんな先生の今回の講演のポイントは・・・ずばり、人の健康寿命の延ばすのは、私たち工務店次第ということ!

 

さて、どういうことか・・・?

先生は過去に大手のハウスメーカーで新築したそうですが、失敗して12年後に地元の工務店さんに頼んで改築された経験があるそうです。

 

その失敗した家とは・・・

と、こんな具合。

その後、改築した結果…↓このように改善されたそう。

これだけでかなり快適な家になったそうですが、それよりも何よりも体調にも変化が起こり…。改築後、平均170mmHgだった奥様の血圧が140mmHgまで下がり、星先生も夜中にトイレで起きることがなくなったなどなど、いくつもの嬉しい変化が見られたそうです。

この理由を、星先生は研究の結果、家の断熱性能だと断言!

 

 

断熱性能が高いと快適さも体調も◎

セルロース断熱材。これを隙間なく埋めることで断熱性能の高い家に

断熱とは、その名の通り熱の移動を断って外気温の影響を和らげることで、この性能が高いと、冬は暖かく夏は涼しい快適な家となります。さらに、部屋間の温度差も少なくなるため、ヒートショックなどの事故防止にもつながりますし、家の傷みやカビ・ダニの発生原因となる結露も防げるので家も住む人も健康に暮らせます。このように、実は断熱と健康は深い深い関わりがあるんです。

 

余談ですが…断熱性能が高いと冷暖房費を使用する頻度が少なくなるため、必然的に光熱費がかからなくなるというメリットもあるんですよ!

 

 

「工務店よ!断熱性を重視せよ!!」by星丹二

つまり、家を建てるハウスメーカーや工務店がこの断熱性能を重要視しているかどうか。

断熱性能の高い家を建てるかどうかで健康寿命が変わってくるということなんですね。

 

残念ながら、一部の大手ハウスメーカーは家のデザイン性や機能性ばかりを強調し、住む人にとっても家にとってもこれだけ重要な「断熱」を軽視している、もしくはきちんと消費者に伝えていない、と指摘されています。その真偽はさておき、先生は改築する際にこの断熱性能を高めた結果、住みやすい家とともに良好な体調も手に入れたというワケです。

 

断熱性能をきちんと考えて、5年後、10年後、30年後と、ずっと家族が健康に暮らせる家を建てることが、失敗しない家づくりのひとつの重要なポイントなんですね!

 

健康寿命を断つか延ばすかは断熱の影響大!!ということは、私たち工務店次第と言っても過言ではない…!今以上に、健康な家づくりを通して地域社会の健康的な長寿社会化へ貢献していくことを肝に銘じたセミナーでした!

 

断熱性能の高い家

 

断熱性が高いと冬暖かく夏涼しい

 

◎THE HAUSは断熱の重要性に着目し、高断熱の家づくりを行っています

断熱性能の詳しい資料をご用意しています。

 

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