【失敗しない家づくりのコツvol.06】住宅の先進国アメリカに学ぶ家づくり①

アメリカの住宅に学ぶ家づくり。 日本とアメリカの違いってナニ!?

8月23日より4泊6日の行程で、アメリカのシアトル&ポートランドに住宅事情の視察に行ってきました。

アメリカは欧米と並んで住宅の先進国と言われる国。今回はそのアメリカから学ぶ失敗しない家づくりのコツをご紹介します!

アメリカの家の特徴

家がとにかく広い

アメリカの家はとにかく広いです!日本の一戸建ての平均建坪は約35坪(※住宅金融支援機構調べ)と言われていますが、アメリカは約85坪。その差はなんと2倍以上にも及びます!!

天井が高い

日本の家の天井の高さは平均2.4メートルなのに対して、アメリカでは3メートル以上の天井高。
この高い高い天井も、広さや開放感を感じる理由だと思います。

逆に言うと、敷地面積が狭くても、勾配天井や吹抜けなどを使って天井の高さを出せば、実際よりも広さを感じる家づくりができると言うことです☆

暖炉がある家が多い

現地で見た数々のモデルハウスには必ずと言っていいほど「暖炉」がありました。これは単純に「暖をとるため」や「カッコいいから」で設置しているわけではありません。

では、なぜアメリカの家には暖炉があるのでしょうか?その理由は子どもたちに「火の扱い方を教えるため」。火の大切さや一歩間違えれば火事になるという危険性など、暖炉を通して子どもたちに教えていくのだそうです。

階段に踊り場がある

アメリカの家には、ほとんどの家の階段に踊り場がついていました。これはアメリカの人たちにとって、階段は足腰のリハビリの場でもあるから。階段をゆっくり昇り降りし、踊り場でカラダを動かしながら足腰を鍛えるそうです。

そのため、アメリカの家の階段は日本とくらべて、蹴上げ(段差)が小さく、踏面(床幅)も広めにつくられているのだそう。アメリカの階段は足腰を守り、日本の階段は足腰を潰す、と言われているというのも納得でした。

日本独自の建築基準があり、すべて海外仕様で家を建てることは難しいですが、先にご紹介した子どもへの教育やカラダへの配慮といったような目的意識を持った家づくりはザハウスでも取り入れていきたいと思います♪

次回は「アメリカの最先端のインテリアコーディネート」についてご紹介します☆


アメリカの家には足場がない

余談ですが…アメリカの家には足場がありません!

足場とは、建築工事において高いところで作業を行う人間の足がかりのために仮に組立てた構造物のことで、日本では職人さんの安全性の確保のために必ず設置しなければいけないという決まりがあります。

日本ではおなじみの風景も海を渡ると・・・

こんな丸裸に!

しかし、この足場は家が完成間近になると撤去されます。当たり前ですが・・・。

この足場を組み立てて、撤去する費用は施主様負担となるわけですが、アメリカでは「最終的に形に残らないものにお金を払うなんてアリエナイ!!オーマイゴッド!!!」という考え方のようで、足場を組まずに家を建てるそうです。

万が一、職人さんが転落しても自己責任となるそう。恐るべし!アメリカ。

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