上棟式現場 PART2
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こんにちは!「自然素材の健康住宅」をコンセプトに新築・注文住宅を提供しているTHE HAUSの広報担当永峯です。
今回情報を共有させて頂くのはこのシリーズの前回に紹介した『上棟式PART1』に続いて『上棟式PART2』となります!PART2 では棟上げ後の祝詞といった式典を中心に上棟式後半についてお届けしたいと思います♪
それではよろしくお願いいたします!
祝詞について
上棟式で行われる『祝詞(のりと)』。
私がこの言葉を初めて知ったのは入社してからでした(汗)
『祝詞』を読む現場での体験を元に、情報を共有させて頂けたらと思います!
●祝詞とは
上棟式の際、奏上される『祝詞』は、建物を無事棟上げできた喜びと感謝を『建物守護の神』と『技術の神』へ申し伝え、更に、工事完了までの安全無事を祈念するものです。
本来は、『祝詞』を読むのも地鎮祭と同様、神主さんが執り仕切るような神聖な神事ですが、現在では略式で行われることが一般的になり、大工の棟梁さんが式の要となって祭礼が進行していきます。
人生に一度と言われる『家づくり』。だからこそ『祝詞』を聞く機会は一生に一度と言っても過言ではありません。
そんな貴重な『祝詞』を読み上げる上棟式に参加して思ったことが。
それは、「祝詞の言葉が古語が多く、言葉の意味が難しいな。」と思いました。
そこで古語で書かれた『祝詞』を解りやすく現代語訳した文を載せてみました♪
原文
掛(か)けまくも あやに畏(かしこ)き
手置帆負命(たおきほおいのみこと)
彦佐知命(ひこさしりのみこと)
屋船豊受比賣命(やふねとようけひめのみこと)の
大神等(おおかみたち)の御前(おんまえ)に 畏(かしこ)みも 白(もう)さく 白(もう)さく
先に 木工(こだくみ)〇〇が 〇〇の家を 造(つく)り始(はじ)むるに
加久多安(かくたやす)からぬことをば
我(わ)が 須女神(すめがみ)の御霊(みたま) 賜(たま)いて
突(つ)き立てたる柱、 取り挙(あ)げたる棟木(むなぎ)、
桁(けた)、梁(はり)の木組(きかい) とよみなることなく
打(うち)堅(かた)めたる釘(くぎ)の緩(ゆる)び、
取(とり)葺(ふけ)る束(つか)のそそぎなく
千代(ちよ) 常(とこ)とはに 創(つく)り終(お)へしめ給(たま)へるを 嬉(うれ)しび、
今日(きょう)の 生(い)く日(ひ)の 足(た)る日(ひ)に、
彌(いや) 喜(よろこ)びの主人(あるじ)と 御酒(みき) 御饌(みけ) 設(まけ)たらはして、
今(いま)も後(のち)も この家を安宮(やすみや)と
大神(おおかみ)等(たち)の護(まも)り給(たま)いて、
法則(のり)のまにまに 平(たいら)けく 安(やす)らけく
成(な)し終(お)へしめし給(たま)へと 畏(かしこ)み畏(かしこ)みも申(もう)す
訳文
心に思い、言い表すことも恐れ多いことではございますが
手置帆負命(たおきほおいのみこと)
彦佐知命(ひこさしりのみこと)
屋船豊受比賣命(やふねとようけひめのみこと)
大神さまたちの前に慎み畏敬の念をもってお祈り申し上げます
先ほど大工〇〇が施主〇〇の家をつくり始めるのにあたり
こうも容易でない上棟という仕事を
神さまがお心を掛けてくださって
突き建てた柱、取り挙げた棟木、桁や梁の木組みが音を立てて揺れ動くことなく
打ち込んだ釘が緩み、葺いた屋根材がざわざわと騒ぐことなく
千年も長く変わらないようにつくり終えさせてくださったことを嬉しく思い
物事が生き生きと栄え、満ち足りた今日のよき日に
喜びもひとしおの施主と、神々に召し上がっていただくお酒と食事を十分に用意し
今もこれからも、この家が安らかな建物であると大神さまたちがお守りくださって
神がお定めになった法のままに 穏やかに安らかに無事完成させてくださいますようにと
恐れ慎みながらもお祈り申し上げます
現場の様子
家を建てた記念として家族全員で『手形式』♪
木板に押した手形やメッセージ、絵などを梁の部分に飾ります。
家が完成すると見えなくなってしまうのですが、思い出になりますよね♪
お子さんも大人も楽しんでいる雰囲気に、私自身も楽しくなってしまいました♪
お施主様から大工さんへ感謝の気持ちを伝えている一場面♪
大工さん毎日ご苦労さまです!そして有難うございます!
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