コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻などの影響により、生活用品などさまざまな値上げが行われています。
以前のWEBマガジン(家づくりに影響が!?ウッドショックについて)でもご紹介した通り、住宅業界でもその影響が出始めています。
<<目次>>
●何が値上げになる?
●値上げ率はどのくらい?
●上がった価格は元に戻る?
●令和4年度の補助金制度
●ファイナンシャルプランナーとは?
●どんなことが相談できる?
住宅設備メーカーが続々と値上げを発表
中でも注視すべきことが、各住宅設備メーカーによる部材の値上げです。
家は木材をはじめ、下地材となる石膏ボードや壁紙、ガラスなど、数え切れないほどの部材で構成されています。その各社メーカーが昨年末頃より続々と値上げを発表しています。
YKKAP
主に窓やサッシ、ドア、シャッターなどを販売するYKKAPは、2021年11月30日、住宅用品、エクステリア商品、ビル用商品などの一部商品について、2022年1月発注分から順次値上げすると発表。
値上げ率は約8~15%で、住宅用商品については2022年1月1日発注分から約10~12%値上げされることになりました。
LIXIL
2021年12月7日、住宅用サッシやドア、キッチン、トイレなど計14分野の商品のメーカー希望小売価格を、2022年4月1日受注分から値上げすることを発表。
値上げ率は、住宅用サッシが10~12%、玄関ドアが8~12%、キッチンが2~11%、トイレが2~33%などで、最も値上げ率が大きい水栓金具は平均で11%値上げされることになります。
TOTO
2022年1月28日、ウォシュレットやユニットバスなど計6商品について、2022年10月1日受注分より値上げすることを発表。
衛生陶器が3~8%、ウォシュレットが2~13%、水栓金具が6~12%、ユニットバス・システムバスルームが6~20%、洗面化粧台が4~8%、システムキッチンは2~7%ほど値上げされることになります。
※すべて2022年4月27日時点。値上げ商品や値上げ率については、変更となる場合があります。
今が建て時?活用できる補助金について
このような値上げが行われることになっていますが、今後、世界の状況が落ち着いたら価格が戻るかというと、その可能性は低いと見られます。
というのも、これまでも東北大震災や東京オリンピックによる材料高騰などにより、一部商品の値上げが行われてきましたが、その後、価格が戻ったかというとそうでもないのです。
ほとんどの商品が、値上げされた金額のまま今に至ります。それを考えると、今後も値が下がる見込みは薄いかもしれません。
これからマイホーム建築を検討している方にとっては厳しい状況と言えますが、逆に、今後も値が下がる可能性が低いとなると、今が建て時とも言えそうです。
また、4月に入って、令和4年度の補助金の全容が見えてきたことから、この補助金をうまく活用すれば、あまり負担なく建てることもできるかもしれません。
そこで、現時点で分かっている補助金をご紹介します。
こどもみらい住宅支援事業
前回のWEBマガジンでご紹介しています。詳しくはこちら
地域型住宅グリーン化事業
国土交通省の採択を受けたグループが建てる省エネルギー性能や耐久性能等に優れた木造住宅を対象に補助金が交付される制度。
<対象となる住宅のタイプ>
・長期優良住宅 補助金上限110万円
・高度省エネ型 補助金上限110万円
・ゼロ・エネルギー住宅 補助金上限140万円
・省エネ改修型 補助金上限50万円
ZEH補助金
年間で、消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅をZEH住宅と言い、このZEH住宅の条件や基準をクリアした住宅に支給される補助金制度。
補助金額は、ZEHの性能によって変わり、性能が高ければ高いほどその補助金額も高くなります。
※すべて2022年4月9日時点。変更となる場合がありますので、詳細は必ず各工務店等にご確認ください。
悩んだら、ファイナンシャルプランナーに相談してみよう!
値上がりや補助金の制度について簡単にご紹介しましたが、余計に「結局、私たちは家を建てられるの?今、建てても大丈夫なの?」という疑問や不安をお持ちになった方もいらっしゃると思います。
そんな方におすすめしているのが、第三者機関によるファイナンシャルプラン相談です。
お金のプロとも言うべき、ファイナンシャルプランナーに今の年収で家が建てられるのか?いくらくらい住宅ローンが組めるのか、といった住宅の購入にまつわる相談はもちろん、
老後資金やお子様の教育資金、保険選びなど、家計全体の相談まで可能です。
また、結婚後、新生活にあった保険の見直しや妊娠・出産後にお子様の教育資金の貯め方を相談したり。
他に、マイホーム建築時やご両親の退職時などライフイベントごとに相談することもできます。
マイホーム建築には難しい言葉や専門用語、知識などが必要となる場合もありますので、ご相談しておくと安心できるかもしれません。
ザハウスでも住宅アドバイザーによる資金シュミレーションを行ったり、ご希望の方にはファイナンシャルプランナーをご紹介して、お金の不安を解消するお手伝いを行っていますので、
ぜひご相談ください。
マイホーム建築に関する疑問やお金の不安を解消したい方は、住宅アドバイザーが個別にご相談対応する家づくりCAFEにお申し込みください。