日本の住宅は寿命が短い!?トレンドの「サスティナブル住宅」とは? @北九州・中津・行橋

欧米先進国に比べて日本の住宅は寿命が短いと言われていることをご存知ですか?欧米先進国の住宅の寿命が60~80年と長寿命なのに比べて、日本は平均30年。やっと住宅ローンを支払い終える頃にはまた建て替えるという傾向にあります。今後は、人にも環境にも優しいサスティナブルな家づくりを意識する必要があります。

 

<<目次>>

▶サスティナブル住宅とは?

 ●サスティナブルって?

 ●サスティナブルが知られたきっかけは?

 

▶サスティナブルな家づくり

 ●頑丈な構造

 ●快適性と省エネ性を兼ね備えた性能

 ●シンプルで可変性のある間取り

 ●味わいを増す自然素材

 ●自然エネルギーを取り込んだ設備

 

▶ サスティナブル住宅への取り組み

 ●ZEH住宅

 ●低炭素住宅

 


 

サスティナブル住宅とは?

 

サスティナブル住宅とは「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅」や「長期優良住宅」のように明確な要件があるわけではなく、地球環境に配慮しながら、住む人も末永く、快適に暮らしていけるという観点で設計された住宅のことを言います。「持続可能な」という意味をもつサスティナブルという言葉は、2015年9月のサミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」によって知られるようになり、自然環境や資源に配慮した経済活動を指す言葉として使われています。未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、ずっと生活をし続けていけるよう、家づくりにも「サスティナブル」な意識を取り入れていきたいですね。

 

サスティナブルな家づくり

 

頑丈な構造

スクラップ&ビルドを繰り返さない、長持ちする家にするには適材適所の素材が使用され、頑丈な骨組みが組まれていることが前提です。140年を超える材木店や住宅資材の卸業の経験から、THE HAUSは良い材料を知り尽くした材料のプロ。優れた材料を使用した頑丈な家をお作りします。地震大国である日本では、建物の耐震等級が気になる方も多くいらっしゃると思いますが、THE HAUSの家は地震の揺れに耐える「耐震」ではなく、地震の揺れを吸収する「制震」という考え方で地震に負けない家づくりを行います。

 

 

快適性と省エネ性を兼ね備えた性能

快適性、省エネ性には断熱性能が重要です。高断熱な住宅は外気の影響を受けにくいため、快適な室温を保つことが、光熱費の削減にも繋がります。THE HAUSで使用しているセルロースファイバーという断熱材は、回収された新聞等の古紙を主原料にしており、断熱性・吸音性・吸放湿性・防火性など優れた特徴を持っています。このセルロースファイバーの吹き込み施工を行うことで、断熱材を隙間・偏りなく隅々まで充填することができるので、高密度でより高い断熱性能を発揮できます。天然健康素材で地球にも人にも優しく、優れた断熱性能で快適な室内環境を実現する、まさに「サスティナブル」を意識した家づくりですね。

 

 

シンプルで可変性のある間取り

家族構成や生活スタイルの変化などに柔軟に対応できる、自由度が高く可変性のある間取りが、長く住み続けるには理想です。壁の少ないシンプルな構造はシチュエーションに合わせて様々に仕切り、間取りを使い分けることができます。フレキシブルに間取りを変えられるようにしておけば、何世代にも渡りリノベーションをして住み続けることも可能です。最近では、高耐久な構造体(スケルトン)と、間仕切り壁や内装(インフィル)を分けて設計するスケルトン・インフィルという手法も一般的になりつつあります。

 

 

味わいを増す自然素材

住宅の寿命が短いと言われる日本でも、神社やお城は数百年経っても変わらぬ姿で存在し、改修する場合も、100年か200年に一度ほどの頻度です。神社やお城は長く残していくことを前提に、素材にこだわって丁寧に建築されているからだそうです。一般の住宅も素材と施工品質にこだわって建築すれば、長く住み続けることが可能になります。THE HAUSでも「無垢材」や「漆喰」「自然塗料」など自然素材にこだわった家づくりを行っています。時間が経つほどに味わいが増す自然素材の風合いを感じながら暮らし「自然素材の作用で、家が一番リラックスできる場所に」これがTHE HAUSが大切にしている想いです。

 

 

自然エネルギーを取り入れた設備

サスティナブル住宅では、光や風などの自然エネルギーを暮らしに取り入れることで、エネルギー消費の抑制につなげます。家の中に自然の風を通し、太陽の光をうまく取り入れ、快適に暮らしながらも省エネを実現させる「パッシブデザイン」という設計思想もサスティナブル住宅には大きな役割を果たします。

そして、太陽光発電などエネルギーをつくる「創エネ」、蓄電池などエネルギーをためておき、必要に応じて取り出して利用する「蓄エネ」、エネルギーを賢く使う「省エネ」を組み合わせることで、地球にも家計にも優しい暮らしを実現できます。

 

 

サスティナブル住宅への取り組み

 

ZEH住宅

サスティナブルな住宅の一例として挙げられるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅は、省エネと創エネによって、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目標としています。断熱性能を高め、高効率な省エネ設備により、消費するエネルギーを減らし、太陽光発電システム等でエネルギーを作ることで、作るエネルギーが消費するエネルギーを上回るようにする仕組みなので、初期費用は一般的な住宅よりも高くなります。しかし、長期的な目で見ると光熱費の節約になるので、実は環境だけでなく家計にも優しい住宅なのです。日本は2030年までにZEH住宅が新築住宅の平均になるよう目指しています。THE HAUSはZEHビルダーというZEHの家を建てる認定を受けています。ZEHビルダーが設計、建築するZEH住宅は補助の対象となり、国から補助金を受け取ることができます。2020年度の実績は24%、2025年度は50%を目標にZEH住宅を推進していきます。

 

 

低炭素住宅

ZEH住宅が「省エネ」と「創エネ」でエネルギーをゼロにすることを目的としているのに対して、低炭素住宅の認定基準は、①省エネ基準と同等以上の断熱性能であること②省エネ基準より一次エネルギー消費量がマイナス10%以上となること、そして節水対策・エネルギーマネジメント・ヒートアイランド対策・建築物の低炭素化の選択的項目から2つ以上をクリアすることとされています。木造住宅で節水トイレ、水栓、食器洗い乾燥機を設置すれば選択的項目はクリアできるので、ZEH住宅よりもハードルは低めです。太陽光発電と蓄電システムを採用した住宅の方がよりサスティナブル住宅に近いのは確かですが、地球環境のことを考えて少しでも住宅の省エネ化に取り組んでいきたいですね。

 

サスティナブル住宅を始めとする性能の良い家というものは一般住宅よりも高コストとなってしまいますが、長期的な視点で考えると必ずしも高コストとは言えません。「建築時のコスト」と「長期的に見たコスト」を比べて判断することをおすすめします。サスティナブル住宅を選んでも選ばなくても、今後はSDGsを意識した生活が求められてきます。世界共通の国際目標に向けてできることから実行していきましょう。

 

 

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