第60回ミラノサローネ国際家具見本市開催!どんなイベント?現地レポートとあわせてご紹介

毎年ミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」が2022年もスタートしました!
14万平米の会場に約40万人以上の来場者が集まるという家具の見本市としては世界一の規模を誇る同イベントを視察。

その現地レポートと併せて、ミラノサローネについてご紹介します。

 

<<目次>>

▶ミラノサローネについて

 ●ミラノサローネとは

 ●ミラノサローネの長い歴史

 ●ミラノサローネでどんなことが行われるの?

 

▶第60回ミラノサローネのテーマやコンセプトは?

 ●2022年のテーマは「サスティナビリティ」と「美」

 ●ミラノサローネ2022 現地レポート

 ●意外と人気!フォーリサローネ

 

 

 


 

ミラノサローネについて

 

デザインのトピックスに取り上げられる機会が増えた「ミラノサローネ」。

同時期にミラノ市内全域で催される数多のデザインイベント「フオーリサローネ」と共に、「ミラノデザインウィーク」として世界のデザインを牽引する存在に。

近年ではインテリアブランドに限らず、電機メーカーやIT企業などの参加も増え、暮らしにまつわるあらゆる可能性を広げる場となりつつあります。


 

ミラノサローネとは

 

 

ミラノサローネとは、毎年ミラノで開催される世界最大規模の家具の見本市で、正式な名称はSalone del Mobile.Milano。
日本ではミラノサローネ国際家具見本市と呼ばれています。

 

毎年4月に5日間行われていますが、2020年はCovid-19のため延期され、SUPERSALONEとして翌21年9月に開催。

今年2022年は6月7日より開催されています。

2018年からは上海でも「上海ミラノ サローネ」として展示会が行われるようになりました。こちれも規模が拡大しています。

 

 

 

ミラノサローネの長い歴史

ミラノサローネが創設されたのは1961年。イタリアの家具製造会社300社余りが集まって見本市を始めた当時、現在のようなモダンデザインが主流ではありませんでしたが、世の中は家具の量産時代を迎え、新たなインテリアデザインが台頭しはじめていました。歴史的に家具産業が発展していたミラノとその近郊に位置する企業が、イタリア製家具やインテリア小物の輸出を促進する目的で、商用見本市を実施したのがきっかけとなったのです。

 

その後、1967年より国際家具見本市や隔年に開催される見本市が始まり、1998年からはサローネサタリテと呼ばれる、事前審査を通過した若手デザイナーによる自主展示会場も設置。以来、彼らの登竜門的な存在となり、現在のような世界的なイベントとして広く知られるようになったと言われています。

 

 

ミラノサローネではどんなことが行われるの?

ミラノサローネの中心的なイベント「国際家具見本市」と、フォーリサローネと呼ばれるミラノ市街各所で行われるメーカーやデザイナーの展示会や展覧会を併せて、ミラノサローネと呼ばれます。国際家具見本市では毎年、2,000以上の出展者が参加し、新しいコレクションやライフスタイルのコンセプトが披露されます。

 

フォーリサローネは、展示の他に、先端技術を活用した試みやグローバル企業のマーケティング、ブランディングの場ともなっており、こちらも注目を浴びています。

 

 

第60回ミラノサローネのテーマやコンセプトは?

 

 

2022年のテーマは「サスティナビリティ」と「美」

今年で第60回を迎えるミラノサローネは、67日(火)から12日(日)までの6日間。

35歳以下の若手デザイナー約600名を含む2,000以上が出展し、ミラノ市内のロー・フィエラミラノで開催されます。

 

同イベントの価値観である「品質」「革新」「美」、さらには「サスティナビリティ」を通じて、家具業界のエコロジーへの取り組みを反映。出展者にはサスティナビリティに関するガイドラインが配布され、環境負荷の低い素材や素材提供元の物流面での持続可能性などが推奨されるそうです。

 

同時に、パンデミックに見舞われながらも、スーパーサローネを開催して対応した厳しい2年間を経て、サローネはその長い歴史を振り返り、いま、前を見つめています。持続可能性と環境意識の基準を家具製造に融合させ、多くの人々が参加する大規模な国際イベントの開催に戻ることが可能かつ必要であることを実証する、という野心的な目的を掲げての開催となりました。

 

 

ミラノサローネ2022 現地レポート

ミラノサローネの会場はFiera di Milano。

ここはミラノの中心地から電車で30分程度の場所にあります。世界中のバイヤー・企業が一堂に集まり展示、商談が行われるのです。

会場はブースごとに各家具メーカーの製品が展示されています。そのディスプレイを見るだけでも楽しいです。

また、ミラノ サローネのサイトには展示された家具が載っているので、そこから各年のトレンドを探ることができます。

 

▼2022年会場内の様子

 

会場内の展示傾向や家具メーカーへの取材を通して感じたことは、今年のトレンドにはオレンジやレンガ色が上がってきているよう。

 

感染症の蔓延や不安定な世界情勢など、混迷する時代には原色やビビットな色合いが支持される傾向にあるようです。

同時に、白、黒、グレーなどのシンプルなカラーも人気のようで、そういったシンプルなカラーでまとめたインテリアの中に、アクセントとしてオレンジなどのカラーを取り入れるコーディネートが流行する兆しを呈しています。

 

 

 

意外と人気!「フォーリサローネ」

フオーリサローネは、ミラノサローネ国際家具見本市は出展料が高くさまざまな.出展 規制がある事を嫌い、ミラノ市内の家具デザイナー・中小家具メーカーの関係者が35年程前に創 設。現在、新鋭のアーティストから世界の著名ブランド企業まで、プロダクデザイン、新製品の発表、文化イべントなど様々な展示会が開催されます。

 

世界のデザイン業界でフオーリサローネは高いステイタスをもっていますので、 ブランドイメージ向上を狙い世界の著名ブランド自動車、家電、通信機器、フアション業界の企業が 競って出展しています。展示会場に入場することは大多数が無料。また、街の至るところに現代アートの作品展示があるため、アート好きには見逃せないイベントです。

 

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