昔ながらの日本の家のイメージがある平屋ですが、最近平屋の家に憧れを持つ方が多くいらっしゃいます。
もちろん、ザハウスのお客様にも人気です!
今回は平屋の家に住むにあったての、メリット・デメリット、実例、間取りなどをご紹介します。
<<目次>>
●平屋の定義とは?
●平屋が人気な理由
●住んで嬉しい、知って嬉しいメリットについて
●おしゃれな平屋にも注意点が!
●ザハウスだからできる!平屋のデメリットをメリットにする方法とは!
●外観編
●屋根編
●テラス編
●間取り編
●内観編
●外観も内観もおしゃれな平屋を大公開
●家々に付けられたコンセプト
●”家事ラク”を叶える大人和モダンな家
●子育て夫婦の家事ラクを叶える和モダン平屋
●通風と採光には要注意
●家族間でもプライバシーの確保は大切
平屋とはどんな家?
平屋の定義とは?
「平屋」とは、建築物を構成する階数の1区分であり、1階のみで建てられた家のことを指します。
「1階建て(いっかいだて)」を意味する言葉で、「ひらや」と読みます。また、別の表記で「平家」と表すこともあります。
平屋が人気な理由
今、平屋住宅が子育て世代や若年層の間でブームになっていることをご存知でしょうか?2階建て住宅が主流な中で「なぜ平屋が人気なの?」と疑問を感じる方も多いはず。
人気の理由は、4つ。
①耐震性が高い
平屋住宅は1階のみの造りのため、2階建て住宅よりも耐震性に優れています。建物の耐震性を考えるうえでポイントとなるのが「重心の高さ」と「家の重さ」です。建物は、高さがあるほど重心が上がり、揺れた時の振れ幅が大きくなります。しかし、平屋は1階建てなので、2階建て住宅に比べると重心が低くなり、地震の横揺れを最小限に抑えられるのです。
住宅の揺れやすさは、家の重さも大きく関係しています。たとえば、延床面積30坪の木造住宅の重さは、2階建てで約30トン、3階建てで約45トンです。一方、平屋住宅は上層階がない分、建物自体が2階建て以上の住宅よりも軽くなっています。
また、屋根瓦の重さは「1坪あたり約150kg」とされており、地震が起きて家が揺れると、屋根と上層階の重さがそのまま階下にかかります。平屋住宅は重心が低く、さらに上層階の重みがないため、地震が起きても比較的安心です。
②老後も階段がなく安心
平屋は階段がなく、子どもが昇り降りの際に足を滑らせる心配がありません。もし老後に車いす生活を送ることになっても、1階に全ての部屋があることから移動がしやすく、快適に生活できます。子育て家庭にとっても、将来的にも、長く安心して住める設計といえるでしょう。
③おしゃれな間取りが叶う
平屋住宅は、上層階がない分、2階建て住宅よりも天井を高くすることが可能です。天井が高いと圧迫感がなくなるので、より空間を広く見せられます。吹き抜け天井にしたり天窓を設けたりなど、開放感を持たせつつ、おしゃれな内装を作ることができるのが特徴です。
階段がないと設計の自由度も高まるため、コの字型やロの字型といったユニークな間取りにすることもできます。また、間取りがワンフロアだと部屋と部屋の距離も近くなり、生活動線が短くできるのもポイントです。移動距離が少ないと、掃除や料理、洗濯などの際に家中移動する手間が省け、日々の生活がより快適になります。
平屋のメリット・デメリットとは?
嬉しい平屋のメリットとは
●バリアフリー
平屋には階段や段差がないので、バリアフリーの住まいを実現できます。すべての居住空間が1階にあり、年を重ねても暮らしやすいのが魅力です。段差による転倒も防ぐことができ、年齢を重ねてからも安心できる住まいが手に入ります。
●コミュニケーションを取りやすい間取りがつくれる
2階建てのプランを考えるときは最初に階段の位置を考えるため、間取りの制限が出てきてしまいます。ところが、平屋の場合はその制限がなく、自由な間取りをつくりやすいというメリットがあります。ご家族が顔を合わせやすく、コミュニケーションの機会を増やせます。
●動線をつくりやすい
平屋は、行き止まりがなく回遊性の高い動線をつくれます。キッチンと洗面脱衣室、玄関からLDKなど、生活の中でよく移動するスペースを短い動線で効率よく移動できるので、日々のストレスが減ります。忙しいご夫婦には嬉しい家事ラクも実現します。
●居住スペースが広くとれる
2階建ての場合は、階段に4畳ほどのスペースが必要ですが、平屋はそのスペースが必要ないため、その分、居住スペースに充てることができます。
●構造が安定している
平屋は構造が安定するため耐震性も高くなります。2階部分を支える必要がないので、柱や壁が少ない広々とした空間がつくれます。また、大きな窓も設置しやすく、風と光を取り入れやすいのも特長です。
●デザイン性の高い家を実現できる
構造がしっかりしていれば、デザイン性が高い家がつくれます。繊細な空間やアクティブな空間も自由度高く実現。ザハウスでは、プロの建築家が高性能かつデザイン性も高いおしゃれな家をご提案します。
●小屋裏を活用できる
屋根の下にある小屋裏スペースを活用しやすいのもポイント。収納や作業用の空間として活用できます。勾配天井にして高さを出せば、開放的な空間ができ上がります。
一般的な住宅では外気の影響を受けやすい小屋裏も、断熱性が高いセルロース断熱材の使用と熟練の職人による気密施工によって、季節を問わず快適な空間に。
注意すべき平屋のデメリットとは
●広い敷地が必要
2階建てに比べて広い敷地が必要なので、その分、土地代がかかります。
●建築費用が高い
2階建てのプランに比べて基礎や屋根が2倍になるため、建築費用が高くなります。
●日当たりや風通し、プライバシーへの配慮が必要
隣家が立ち並ぶ場所や方角など、周辺環境によっては日当たりや風通しが悪くなってしまう場合があります。
また、建物が面している道路や隣家などから人の視線が届きやすいことや、人が出入りする場所と居住空間が近いことから、プライバシーを守るための配慮が必要です。
実は!建築家のプランニング力によってデメリットをメリットに変えることができる
平屋のデメリットについてご紹介しましたが、デメリットはプランニング次第で解消することができます。ザハウスは、建築家とつくる高性能デザイン住宅を提供しています。
ご家族の想いやこだわりに寄り添いながら心が喜ぶデザイン性とからだにやさしい性能を提供しています。
●実際の坪数以上に広く感じさせる
ザハウスが建てる家の多くは30坪前後。一般的には30坪と聞くと少し狭いと感じてしまいますが、ザハウスの見学会やモデルハウスにお越しいただいた方は、「30坪ってこんなに広いんですね」と驚かれます。それは、プロの建築家がその土地と空間を計算し尽くして、ムダのない美しい住空間を実現しているから。広い土地を確保しなくても、満足の高い平屋が建てられます。
ザハウスがある行橋エリアや中津エリアは、広い土地が比較的安く手に入れやすいのも魅力です。
●日当たりや風通しを確保できる
周辺環境によって日当たりや風通しを十分に確保できない土地でも、プランニングによって解決できます。例えば、勾配天井や吹き抜けによって採光を確保したり、風が抜けるような間取りにする、生活の中心となるLDKを2階に置くなどの設計の工夫によって家の中心まで光と風が届く平屋を建てることは可能です。
おしゃれな平屋にするためのポイントとは
外観編
平屋住宅の外観を印象付ける要素のひとつとして外壁の色はとても大切です。色使い次第で、モダンでおしゃれにしたり、シックでクールな雰囲気にしたり。
一般受けしやすい色はグレーや白色といわれています。
しかし、白系統にした場合は汚れが目立ちやすい点を留意しなくてはなりません。また、白は光のあたる角度によっては汚れて見えるケースがあることも。
複数の色を組み合わせるときは、白やグレーなどの基本色の割合を大きくすることで、統一感を出すことができます。
たとえば、白色8割、黒色2割、肌色1割のような組み合わせにすると、穏やかで、まとまった配色になるのです。全体を引き締まった印象にしたい場合は基本色を多めに使うようにしましょう。
まとまった印象ではなく、きわだった配色にしたいときは、モノトーン系以外の色をメインに使うのがポイントです。たとえば、緑とオレンジ、赤と肌色などの配色がそれにあたります。
色合いは日の当たり方や場所で印象が変わるものです。
できれば実際に使用する前に、事前確認をすることをオススメします。色合いを簡単に確認する手段として、塗料メーカーが製作している色見本帳や、塗り板を使う方法があります。家が実際に建てられる場所で、これらを使えば、日当たりによる色の雰囲気も確認が可能です。
屋根編
屋根は家のイメージを大きく左右する要素のひとつです。家は家族を守る大切な「箱」ですが、その箱を風雨や日差しから保護する役目を担うのも「屋根」です。
平屋の外観デザインは屋根の低い形がオーソドックスです。
屋根が低いと、外から見える屋根の面積が広くなるため、その家の外観を印象づける重要ポイントになります。
つまり、平屋住宅の印象は屋根の外観で決まるといっても過言ではありません。屋根を低くすると和風な雰囲気になりやすく、逆に屋根が高いと洋風チックなデザインになるでしょう。
テラス編
アウトドアリビングとして人気が高く、最近では多くの方が取り入れているテラスやウッドデッキもまた、平屋をおしゃれにするポイントのひとつ。実用面でも使い勝手がよく、家族の集いの場として、また洗濯物や布団干しができるスペースとして活躍してくれるでしょう。
また、庭(植栽)も同時にデザインするときは、シンボルツリーなどの樹木が成長したときのこともイメージしなければなりません。
テラスやウッドデッキとマッチするか、成長につれてウッドデッキに干渉しないか、さらに家全体と美しく調和するかまでも考えます。
間取り編
家族が長い時間過ごす室内は、できるだけ開放的につくりたいものです。
平屋において、建築可能な範囲内でできるだけ1階の高さを確保するのも、広さを感じさせるひとつの方法です。その際に、リビングの一部の床を低くするダウンフロアリビングも有効と言えます。この方法は、オールフラットな平屋をメリハリのある空間へと変えてくれるでしょう。
ダウンフロアリビングは、人数の多いご家庭や、友人を招く機会の多い場合に、とても便利なスペースとなります。段差を活用すればベンチのように使えるので、大勢で食事をしたり、ホームシアターを楽しんだりと、リビングの使い方の幅がぐんと広がります。また、この段差部分に収納を設ければ、デッドスペースを少なくすることも可能です。
また、平屋ならでは高い天井を最大限に活かして、大きなワンルームのようなLDKをつくるという方法もあります。平屋であれば、天井高は法律的にも制限がかかることはありませんので、開放感のある天井高の空間が実現できるのです。
内観編
内観をオシャレにするポイントには吹き抜けを設けるなどといった大きな工夫から全体の色のトーンを合わせるといった小さな工夫までがあります。
もし、吹き抜けに近いイメージが理想であれば、あえて柱や梁をむき出しにする「あらわし」はいかがでしょう。その場合、柱や梁の木材を濃い目のものにすることで、まるで古民家のように落ち着いた雰囲気にできます。
または、これらの柱や梁を隠すつくりにする場合でも、天井をほのかに照らす間接照明を取り入れるなどすれば、明るく広々としたイメージに仕上げることができます。
ほかにも、プライバシーを保ちたい寝室には、屋根に近い部分に横スリット窓を設ければ、家の内部から見たときに、室内に縦の広がりが感じられます。
また、真っ白な空間を作るというのも、ひとつのアイデア。真っ白な空間は、いわば真っ白なキャンバスのようなもの。完成した後からいくらでもデザインが可能ですし、気分によって模様替えをすることも。選ぶインテリアによって、その印象をガラッと変えることもできます。
おしゃれな平屋の住宅実例
ザハウスでは、幅広いデザインの平屋を豊富に揃えておりますので、ご家族のライフスタイルに合わせて、お好きなデザインや間取りを選べます。
中庭の景色を採り込む平屋の家
玄関を入ってリビング側につながる「表」と洗面台やシューズクロークにつながる「裏」の2WAY動線。短い動線で効率よく移動することができ、生活がぐんとラクになります。
LDKからフラットにつながるテラスからは、太陽の日差しや明るさ、心地よい風、そして自然の彩りを室内に取り込めます。和室からデッキにつながる天井には無垢板を貼って抜け感を演出しています。
日常の暮らしが心地よい北欧スタイルのコートハウス
何世代にも渡って受け継がれてきた家具を愛で、家で過ごす家族や友人との時間を大切にする。そんな北欧の“ヒュッゲ”という思想にならってデザインしました。真っ白な外壁とオークの床で北欧スタイルを表現し、無垢材で造作した家具や四方から眺められるPATIOを設置。家の中の時間を愉しむライフスタイルの提案までを考えてコーディネートしました。
平屋でも2階を楽しめるロフト空間
勾配屋根を利用した吹き抜けとロフト空間は、平屋でも2階スペースを楽しめる間取り。アイアンを使ったカッコいい階段が子どもゴコロをくすぐります。お子様の遊び場所としてはもちろん、ご主人の書斎兼お籠り部屋としても大活躍! 趣味のスペースや収納スペースなど、ライフスタイルに合わせて多目的に使えるスペースです。ロフトからはLDKの様子が覗けるので、家族の繋がりも感じられます!
気になるおしゃれな平屋の間取りをご紹介
“家事ラク”を叶える大人和モダンな家
奥様のこだわりをカタチにしたオーダーメイドキッチンと水回りを一ヶ所に効率よくまとめた家事動線。必要なところに必要なボリュームで設けた収納スペース。
そして、家事をしながら家族に目が行き届くリビングとのつながりなど、毎日の家事の負担を軽減しながら楽しさを感じさせる工夫を凝らしました。
家事や育児、仕事にと忙しい毎日を送るご夫婦を応援する住まいです。
子育て夫婦の家事ラクを叶える和モダン平屋
深い軒と木の縦張りを設えた和モダンな平屋の中に入ると、家事のしやすさに配慮した空間に。
リビングにいる家族と会話をしながら洗濯物を干したり、畳んだり、仕舞うクローゼットも近くに配置して、家事動線を短縮。多目的に使える畳ルームをLDKから見える位置に設けているから、遊んだり、勉強するお子様の様子を家事をしながらうかがえるのも便利。さらに、子育て中でもご夫婦の趣味を楽しめるように工夫した趣味部屋や飾り棚が、束の間の息抜きをもたらします!
間取りを考えるときの注意点
通風と採光には要注意
住宅の陽当りを良くするためには、リビングや書斎など、過ごす時間の長い部屋は陽当りの良い南東に、水回りは日陰になりやすく西日の当たる北西にするのが一般的です。
しかし、周りの建築事情や敷地の広さによってはその通りにいかないこともしばしばあります。平屋になるとその可能性はさらに高まります。
通風の面で言えば、ひとつの部屋に対になる形で2つ以上の窓を設置すると風通しが良くなります。ただし、部屋の数が増えることによって壁の枚数も増えるため、壁で風が遮られてしまう可能性もでてきます。
平屋においてこれらのリスクを解決するには、中庭を設置するのがおすすめです。平屋をコの字型にしてその中央に中庭を設ければ、どの部屋にも太陽光が差し込み、明るい室内を確保することができます。また、中庭に面して大きな窓を取り付け、その一直線上に通風のための小さい窓を設置すれば、風通しのよい住環境を構築できるでしょう。
家族間でもプライバシーの確保は大切
平屋はひとつのフロアにすべての居住空間があるため、家族同士でプライバシーを確保するのが難しいといえます。だからといって、それぞれのプライベート空間を確保するために壁やパーテーションを多く設置してしまうと、今度は通風や採光の面で弊害が出てきます。
これでは、せっかくゆとりある空間が魅力の平屋の良さを、十分に活かすことができません。通風や採光とプライバシーの確保を両立させるためには、部屋の間取りと生活動線をあわせて考えることが重要です。
たとえば、平屋の中央にリビングダイニングを配し、その両隣に寝室や子ども部屋などを置きます。リビングには大きな窓を設置して採光と通風を確保しつつ、それぞれのプライベート空間も確保することができます。それぞれの部屋からはすぐにリビングダイニングに出られるので、食事や団らんなどの家族でのコミュニケーションは取りやすいままです。
最近人気のおしゃれな平屋特集いかがでしたか?
写真で見るよりも、実物はおしゃれでかっこいいデザインとなっておりますので、ぜひご来場ください。